ペガトロン・ジャパン株式会社

千葉を拠点にビジネス拡大を目指す外資系企業に、お話を伺っています!

外資系企業インタビュー

とにかく親切な県のサポート体制、頼りになるアドバイザー

カスタマーサービスセンター本部長
劉 照遠 氏

  • ペガトロン・ジャパン株式会社
  • ペガトロン・ジャパン㈱ 劉 照遠 氏

ペガトロン・ジャパン株式会社は、マザーボードの世界的な大手メーカーASUSTeK Computer Inc.(本社:台湾)グループの製造(ODM/OEM)子会社Pegatron Corp.の日本法人。浦安の同社本社内にはカスタマーサービスセンターを有し、総合アフターカスタマーサービスを行っている。「ASUS」ブランドの低価格ミニノートパソコンEeePCは、日本でも2008年に発売され大きな話題となった。

カスタマーサービスセンター

マザーボートの修理風景

Q 御社製品は、マザーボード分野での実績はいうまでもありませんが、最近ではEeePCが日本でも大きな話題となりました。日本においての成功の秘訣は何だと思われますか?
製品についても少しお聞かせください。

EeePC成功の秘訣には3つのポイントがあると考えています。
まず一つ目は「製品の特性」だと思います。EeePCは、低価格かつ必要最小限の機能にすることで、元々複雑な機能を必要としてない子供や主婦層を取り込むことができました。われわれの調査結果により、これらのユーザーがパソコンで普段使う機能としては主にメールが50%、ネットショッピング等のインターネットが45%ということがわかりました。これを元に、EeePCは従来のパソコンから不要な機能を削り、4~5万円台という低価格を実現したのです。機能としてはワープロや表計算といったオフィスツールはもちろん、チャットや画像編集ソフトを搭載しており、大きさ・機能ともにいわば携帯電話とノートパソコンの中間的な存在である訳です。

第二点目は「経済環境による影響」です。やはり昨年からの世界的な景気後退という経済状況に、この低価格パソコンがうまくマッチしたのです。EeePCは日本では2008年1月に発売されましたが、9月以降、特に売り上げを伸ばしました。最近では、個人のお客様だけでなく法人のお客様からのお問い合わせも増えており、これはわれわれにとって大きなチャンスであると思っています。

第三点目に弊社の「カスタマーサービスセンターとの連携」が挙げられると思います。 ここ浦安のカスタマーサービスセンターでは、コールセンターと修理部門とが一体となって業務を行うことにより、お客さんの疑問を一気に解決できる体制を整えています。コールセンターで対応しているのは技術者であり、複雑な質問にも答えられるようにしています。その点で、顧客満足度は非常に高いと思います。他メーカーでは、カスタマーサービス部門はアウトソーシングが多いですが、それだと込み入った話など、すぐに解決することが難しい場合もあります。

Q 2000年11月、当時アスースジャパン株式会社として千葉県に本社を立地されましたが、千葉を選ばれた理由は何ですか?
また実際に来てみての千葉の印象をお聞かせいただけますか?

やはり、成田空港に近いことが第一ですね。私たちはパーツをほとんど台湾の本社から空輸していますので、空港に近いことは日本国内での運送経費も安く抑えられますし、大きな利点ですね。東京という一大市場にも近いうえ、私たちには県内にも大口取引先がありますので、すばやくリクエストに応えることができます。
また、千葉県は、特に従業員賃金が東京と比べて安かったことも理由のひとつですね。

実際に千葉県に来てみての印象は、自然が豊かだということです。私は自然が好きですし、小学生や中学生のころ、(曲亭馬琴原作の)「南総里見八犬伝」のテレビシリーズをよく見ていたので、千葉県が八犬伝の舞台であるという、新しい発見もありました。
会社にとっても、安くて広いスペースが確保できる千葉県はとても魅力的だと思います。

Q 御社は千葉県に立地してから、順調に事業拡大されてきていますが、千葉県に立地して特に感じているメリット等はありますか?

やはり、県やちば投資サポートセンター(CISC)のアドバイザーのサポートが充実していますね。われわれは、約3年前、事業拡大に伴い千葉市から現在の浦安市に移転してきたのですが、その際、新しい物件探しから引越しのサポートまで、本当に丁寧に対応してくださいました。浦安は東京にも近く、優秀な人材の確保も容易で、とても満足しています。
アドバイザーには今でも色々とサポートしていただいており、われわれにとっては非常に心強い存在です。

Q 劉さんをはじめ、社員の皆様は、休日や趣味の時間をどのように過ごされているのでしょうか?

私は写真が好きなので、よく千葉の自然を撮りに出かけます。社員も、写真好きが多いです。
私はこれまで館山や養老渓谷などにも行きましたし、銚子に刺身を食べにもでかけました。千葉は畑が多いので、畑の写真も撮りに行きます。日本は台湾と違って四季があり、季節によって景色が全然違うので大変興味深いです。それから、東京湾アクアラインの海ほたるから見る夕日もすごくきれいですね。

Q それでは最後に、これから千葉県に立地をご検討されている外資系企業の皆様にひと言お願いします。

まず、日本でどういう事業展開をしていくかというしっかりとしたビジョンを持つことが大切ですね。その上で千葉県が立地先の候補になったら、まずはちば投資サポートセンター(CISC)のアドバイザーや県に相談してみてください。千葉県は、われわれの経験から言うと、他の都道府県と比べてもすごく親切に、かつ迅速にサポートしてくれました。きっと皆さんの力にもなってくれると思いますよ。

ペガトロン・ジャパン株式会社
代表者 代表取締役 廖 賜政(リョウ シセイ)
所在地 千葉県浦安市千鳥10-6 4F
電話 047-390-5680
設立 2000年11月
(2008年6月にアスース・ジャパン(株)よりペガトロン・ジャパン(株)に社名変更)
事業内容 電子機器の総合アフターサービス
URL http://www.pegatroncorp.com

2009-07-07