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============千葉県 バイオテック メールマガジン============
第6号
2005年2月10日
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千葉県バイオテックメールマガジンは、世界のバイオ関連企業を千
葉県へ誘致することを目的に日本のバイオテック市場の最新情報や
千葉県の優れたバイオテックノロジー開発環境を世界に発信してい
ます。
** 製品評価技術基盤機構 バイオテクノロジー本部
独立行政法人 製品評価技術基盤機構(National Institute of
Technology and Evaluation, NITE)のバイオテクノロジー本部
(Department of Biotechnology, DOB)に属する生物遺伝資源部門
(NITE Biological Resource Center, NBRC)、生物遺伝資源開発部
門(NITE Biotechnology Development Center, NBDC)、NITE特許微
生物寄託センター(NITE Patent Microorganisms Depository,
NPMD)の3部門は、かずさアカデミアパーク内のかずさアーク及び
かずさインキュベーションセンターの近隣に設置されています。
NITE-DOBは、微生物を中心とした我が国の中核的な生物遺伝資源機
関として、微生物の収集・保存・分譲のみならず、ゲノム情報や系
統分類学的情報の公開を行うなど多面的な業務展開により、我が国
のバイオテクノロジー産業の基盤整備を実施しています。
NBRCは、バイオテクノロジーの諸分野における研究開発とその事業
化の基礎となる微生物の探索、収集、分離、同定を行い、ゲノム解
析に用いたDNAクローンなどとともに保存しています。これらの微
生物資源は、微生物の分類学上の基準株やJIS規格、日本薬局方等
の公的試験方法の標準株として、あるいは化学品や医薬品の製造・
研究開発等に利用してもらうために、研究者や産業界に広く提供さ
れています。その他にも、微生物やDNAの新しい分離、同定、保存
方法についての研究・開発を行い、微生物資源のより質の高い提供
を目指しています。
かずさアカデミアパーク内にある残りの2つの部門は、NBRCの業務
を発展させる重要な役割を担っています。NBDCは、微生物資源の産
業化を目指して企業や大学等と共同プロジェクトを実施しており、
また、アジア諸国を中心とした海外での微生物探索を積極的に行い、
希望する企業等へ提供しています。NPMDは特許寄託制度に基づく特
許寄託機関として、特許の一部を構成する微生物の長期保存・分譲
を行うことにより、我が国の知的財産の確実な保護に努めています。
また、かずさ以外にあるNITE-DOBの部門として、ゲノム解析部門
(NITE Genome Analysis Center, NGAC)が東京湾を挟んだ東京都渋
谷区に設置されており、これら4部門が統合して、微生物資源の知
的基盤整備を行い、バイオテクノロジー産業の発展に寄与していま
す。
NITEウェブサイト:
http://www.bio.nite.go.jp/
** 企業スポットライト:ナノキャリア株式会社
ナノキャリア株式会社では、ガンや他の疾患において革新的な医療
進歩をもたらす新しい薬物送達システムや診断技術の開発のために、
8年以上にも渡ってバイオ技術とナノ技術の融合を試みています。
ナノキャリア社は3つの核となる技術を応用して、通常20-100nmサ
イズの親水性の外殻と疎水性の核からなるミセル型粒子を作るため
の、全く新規のブロックコポリマーを使用しました。
その内核に各種薬物を物理吸着、化学結合または静電結合などの方
法を用い、安定的に封入することが可能となり、薬物の放出速度の
制御、目標部位へのターゲティング等、従来の製剤技術では成しえ
なかった特長を有する製剤開発が可能となってきています。
ナノ粒子を用いた医薬品開発の他に、診断薬用途、あるいは医療用
具の表面処理剤としての応用開発なども研究開発しており、そのナ
ノ粒子の有する、生体成分との非特異性の回避を利用することによ
る、更なる技術開発が見込まれ、用途開発も進行しています。そし
て現在、これらの用途について、多くのパイプラインを開発検討し
ています。
ナノキャリア社は、経済産業省クラスター計画の対象企業として恩
恵を受けており、その研究開発施設のある千葉で大学や民間企業の
協力を得て、首尾よくその先端技術が有望なビジネスへと応用され
てきています。また、ナノキャリア社は、研究基盤のサイエンティ
フィック・アドバイザーの在籍する東京理科大学や東京大学に近接
しており、更に周辺には国立がんセンターも存在する千葉の恵まれ
た環境に位置しています。こうした環境からも、薬の革新や商品化
開発が円滑に行なわれ得る事が保障されていると言えるでしょう。
ナノキャリア株式会社ウェブサイト:
http://www.nanocarrier.co.jp
〒277-0882
千葉県柏市柏の葉5-4-19
TEL:04-7169-6550 FAX:04-7169-6551
**発酵大豆、いかがですか?
納豆は東京など東日本地方では広く知られている発酵させた大豆食
品ですが、納豆に関する記事を読んでいると、この刺激臭と粘り気
のある食物がもしかすると世界を救う力を持っているかもしれない
と思われてなりません。1986年には納豆キナーゼが血液中から血塊
をなくすという人類に有益な作用を示す事が発見されたが、それで
は地球に対してはどうなのでしょう?
納豆が嫌いというかたも多いと思われますが、納豆からはその質量
の5000倍以上にも及ぶ水分を吸収可能な超吸水性樹脂が作ることが
でき、地球環境には有益であると九州大学の原敏夫博士は語ってい
ます。その高い保水能力のために、納豆樹脂は既に化粧品や肥料中
の凍結防止剤といったいくつかの商品に利用され始めています。
現在、研究者達はこの納豆樹脂が砂漠化の防止や植林方法の改善に
利用できる可能性を探求しています。また、納豆樹脂は様々な商品
に組み込む事が可能であり、原博士はこの樹脂の吸水性と柔軟性を
利用して使い捨て容器への導入を行なっています。この容器は生ゴ
ミから水分とともに悪臭も吸収し、100%自然物であるために土中に
埋めても自然分解されます。未だ推測の域ではありますが、納豆樹
脂はゴミや排泄物の処理にも利用できるかもしれません。
それでは問題点は?残念ながら、1gの樹脂を作製するのに1kgもの
納豆が必要であるため、商品化効率が非常に悪いのであります。し
かし、千葉県は日本の中でも納豆の生産が盛んな県であり、バイオ
テクノロジーの進歩によって、納豆の持つ地球保護の可能性は現実
のものとなるかもしれません。
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